メモリ高騰により新しいPCへの投資が難しくなっている今、手軽にマイクラを楽しめるiPad(統合版)の存在感が増しています。
しかし、マイクラの醍醐味であるMODや高画質を追求するなら、やはりゲーミングPC(Java版)は外せません。
「手軽さ」のiPadと、「拡張性・性能」のゲーミングPC。
にゃもも予算で意外とこれ悩む人が多いってよく聞く。
マイクラをプレイする上で、この二大巨頭は一体どちらが最適なのでしょうか?
この記事では、両者の特徴をハードウェア面、ソフトウェア面、そして実際のプレイ環境の観点から徹底的に比較し、あなたが選ぶべきデバイスの結論を出します。
iPadとゲーミングPCとはどんなものか?サイズと多様性
大きさであるが基本的にはIpadのほうがちいさく、ゲーミングPCは大きめです。
ただ「ゲーミングPC」と一口に言っても、形状は大きく分けて3種類あります。
- デスクトップ型
- ノート型
- ポータブル型
一方で、iPadはモデルによって画面サイズこそ変わりますが、その形状は一律です。
大きさの比較(大きい順)
PCはスペックによって大きさが大きく変わりますが、サイズを並べると以下のようになります。
| デバイス | サイズの特徴 |
| ゲーミングデスクトップ(フルタワー) | 最も大きく、高性能モデルが多い |
| Mac Pro(参考) | – |
| ゲーミングデスクトップ(ミドル・ミニタワー) | 標準的なサイズ |
| PS5(参考) | |
| ゲーミングノート | 標準は15インチだが、ハイエンドは16~17インチも |
| ゲーミングデスクトップ(スリム) | 省スペース型。RTX 5050など低電力GPU搭載モデル |
| iPad 13インチ | このあたりから外に持ち運びがきつい |
| iPad 11インチ | 最も万能で持ち運びやすいサイズ |
| ゲーミングポータブル | – |
| Switch(参考) | |
| iPad Mini | – |
| iPhone(参考) | – |



PCやタブレットといってもサイズはいろいろあるんだね…
特にゲーミングデスクトップはバリエーションが豊富です。
RTX 5090のような特大GPUを搭載したPCは、本体だけで20kgを超え、まさに「モンスタークラス」ですが、一方でRTX 5050やRTX 5060搭載のPCは普通のサイズだけじゃなくロープロファイルという非常に小さいモデルもあります。
一概に「ゲーミングPC=大きい」とは言えません。



とはいえ最近のGPUの消費電力
iPadとゲーミングPCでできること:ソフト・ハードの比較
次はIpad(IOS版)とゲーミングPCがマイクラプレイするに当たってできることについても解説をしていきます。
1. ソフトウェア面:Java版とMODの壁



まずは基本となるソフトウェア面から
ソフトウェア面ですが、この時点でIpadとゲーミングPC(Windows)の差があります。
| 機能 | iPad | ゲーミングPC |
| マイクラのバージョン | 統合版のみ | 統合版とJava版の両方 |
| 影MODの導入 | 標準機能(シェーダー)で可能 | 好みの影MODを導入し放題 |
| レイトレ/パストレーシング | 公式機能はない | ハイエンド環境で導入可能 DLSSで更にフレームレート増加可 |
| MODの導入 | 実質不可能 | Java版なら導入し放題(最大の強み) |
| 民間のマルチサーバー | 可能(SwitchやPS5にはない特権) | 可能(SwitchやPS5にはない特権) |
| 価格(2025年12月現在) | 1300円 | 3900円 |



あらら!?こんなに違いがあるの!?
ゲーミングPCの最大の特権は、やはりJava版が遊べることやレイトレが使えるという点に尽きます。
Java版は、好みの色や雰囲気に合った影MODを導入しやすく、さらに最大の違いであるMODが自由に入れられることが魅力です。



ほとんどの人はWindowsでやっているけど、実はMacでもJava版はプレイはできるよ(最適化の理由でおすすめできないけど)
ただし、iPadもゲーミングPCも、どちらもレルムズ以外の民間のマルチサーバーを使用できるという共通の利点があります。これはSwitchやPS5などのゲーム機ではできない、非常に重要な特権です。
2. ハードウェア面:性能とコストの差
これは明白にゲーミングPCのほうが全体的に高性能と言わざるを得ません。
例えば、同じ20万円の予算で比較すると、
まずIpadのほうはiPad ProのM5チップ搭載の最新モデルが購入できます。
一方でゲーミングPCの方はと言うとデザインに特段のこだわりがなければ、RTX 5060 Ti 16GBといった高性能なGPUを搭載したPCが購入できます。



これはどっちのほうが性能が高いのかな?
この場合は後者のゲーミングPCの方が、マイクラの描画性能や処理速度で2倍以上の性能差が出ます。



なぜ後者が高いのかだが単純にスケールの大きさが違うから
デスクトップのほうが有利
iPadは手軽で持ち運びやすさが強みであり、最近のCPU性能のおかげで決して低スペックではありませんが、ゲーミングPCはCPU、GPU、メモリといったパーツ一つ一つを高性能化できるため、性能面では圧倒的な差が出ます。
ちなみにIpad Pro(M5)はRTX 3060ぐらいの性能はあるとおもっていいです。
画面の美しさ
iPadはFHDより少し画質が良い程度で、それでも十分に綺麗です。
しかし、ゲーミングPCは接続するモニターを選ぶことで、画質やリフレッシュレート(画面の滑らかさ)に大きな差が出ます。
Ipadは基本的に60Hzとゲームに使うにはやや低めの水準、いちおうiPad Proでも最大120Hz(1秒間に120回画面を更新)はります。
ゲーミングモニターは高リフレッシュレートの144Hzや240Hzといったものが多く、しかも2万円台から安価に手に入ります。
高いハードウェア性能を活かし、ゲーミングPCは高リフレッシュレート環境を簡単に実現できます。



けどマイクラは基本的に高リフレッシュレートを求めるゲームではないので60FPSぐらいあれば十分にプレイ可能。
加えてWQHDや4K、さらにはUWQHDといった高画質なモニターもあり、Ipadでは真似できないシーンをプレイ実現ができます。
⏱️プレイ環境:長時間プレイと電気代の戦い
1. 操作性
| デバイス | 操作方法 |
| iPad | 画面の直接操作、またはコントローラーがメイン |
| ゲーミングPC | キーボードとマウスがメイン |
iPadの場合はコントローラーがあったほうがプレイしやすくなります。ゲーミングPCはキーボードとマウスがメインですが、マウスは軽めの無線タイプが操作しやすいなど、デバイスの選択肢が豊富です。
2. 動作の重さ
全体的にはiPad版のマイクラのほうが軽い印象です。
Windows PCでJava版をプレイする場合、特にメモリ16GB程度だと統合版はともかくJava版は重たく感じることが多く、軽量化MODは必須級の必須となります。



この点は最適化における課題があるんだね



Java版は軽量化MODがないと話にならないぐらい。
軽めの統合版でもなんかやたらとメモリが多く使うんだよね汗
高性能なPCでも、Java版はOSや他のソフトウェアの影響を受けるため、iPadの統合版の軽快さには敵いません。


ただこれ明確にチャンク数の違いもあり、実際にIpad AirとゲーミングPCで見ても遠くまで表示される違いがあるということはおわかりでしょうか?
持っている機種の関係でかなりの極端な性能差になっているが、これだけ遠くを見渡すことができる点もゲーミングPCならではの特権。



いちおうRTX 4090では最大で96チャンクまでは表示可能。
PCのスペックによって最大チャンク数が違うらしい



ええ!?そうなの!?知らなかった
けど使用の重たい…ちなみに同じぐらいのチャンク数でもIpad Airのほうが軽量感があります。
重たいのはOSの影響があるからだろうか?
3. 長時間プレイの適性:発熱の壁



ゲームをプレイするとなれば気になるのは熱処理…
他のゲームもそうだけどスマホゲームって長くプレイするとアチアチになるんだよね…



もちろんマイクラでもそのように発熱があるよ
30分程度のプレイであれば、iPadでもPCでも問題ありませんが、1時間を超えてくるとiPadは非常に厳しいです。一方でPCはまだまだ遊べるという印象です。
これはiPadがゲームをすると発熱が大きくなるためです。熱は処理性能の低下を招き、快適なプレイを妨げます。またバッテリーの消費も激しく、どんなに良くても2~3時間ぐらいが限界です。
長時間のプレイがしたいなら、排熱に優れたゲーミングデスクトップPCあたりが主戦場となります。
4. 消費電力と部屋の温度:ゲーミングPCの最大のネック
消費電力は、iPadとゲーミングPCの大きな違いの一つです。
最近のiPadは最新の高品質のプロセスルールのおかげか、性能の割にだいたい5W~10W前後ぐらいしか消費されません。
けど実際にゲームプレイするとなるともう少しは高いかなと思います。
一方でゲーミングPCは発熱という制約は少ないため消費電力は非常に大きいです。
RTX 5060などの安いモデルでも日常利用で60Wぐらいは消費しますが、RTX 4090やRTX 5090のようなハイエンドだと更に増えて常に100Wを超えます。



何気なくつかっているけどこの数値ばかにならないほど大きいわね…
これは本体だけなのでモニターなどの付属品を入れるとこの数値よりかは更に増えます。
またゲームプレイ時の消費電力は、GPUのモデルの違いで9割が決まります。
| GPUモデル | 消費電力目安(最大) | 備考 |
| iPad | 20W以下 | 部屋の気温は気にしなくてOK |
| RTX 5060程度 | 最大220W前後 | 長時間使わない限りは気温変化は少ない |
| RTX 5070 Ti程度 | 300W~400W前後 | 暑くなってくる。断熱効果が大きい家は特に注意 |
| RTX 5090など | 600W~1000W近く(瞬間最大) | もはや電子レンジ並み。冬は暖房、夏は地獄 |
消費電力も凄まじいけど、個人的にもっと影響してくるのは気温。
Ipadは微量なので気にしないがゲーミングPCを利用している方なら分かる話で実際にフル運転して使っていくと部屋が暑くなります。
特にRTX 5070以上のようなTDP250w超える高性能GPUは、使っていくうちにどんどん部屋が暑くなります。



どれぐらい変わってくるの?



断熱や季節、エアコン有無、部屋の大きさにもよるけど、1時間ぐらい使ってくると3~4℃は上がってくるね



うえ!?こんなに上がるの!?



実際に10月もこのPCの排熱の多さのせいか冷房を入れないとすぐ熱くなって集中できないほどだよ、11月でも窓を開けているレベルね
逆に冬のときはエアコンいらずで暖房代わりになるため、ある意味節電対策になりますが、夏場はエアコン代がかさむ地獄です。
理想的なのは、冬場はゲーミングPCが主役、夏場はiPadが主役、といった運用方法かもしれません。
結局どっちを選べば良い?結論とボーダーライン
明確な目的がある場合は、選び方は簡単です。
- 持ち運びしやすさ、手軽さ重視 → iPad(統合版)
- MOD、高画質、長時間プレイ、コアな遊び → ゲーミングPC(Java版)
問題は、ライトレベルでそこまで尖った用途がない場合です。
この場合、おすすめとして予算15万円を超えるかどうかが大きなボーダーラインとなります。



なぜ15万円でIpadとゲーミングPCの壁ができるのか?
予算が15万円を超えるのであれば、迷わずゲーミングPCに投資したほうが満足度は高まります。
15万円あれば、エントリークラスながらも長く使える性能のPCが手に入り、Java版の無限の拡張性を楽しめます。
一方で15万円以下の予算では、ゲーミングPCの性能はiPad AirやiPad Proさえ下回る性能になることが多く、コスパや満足度が下がってしまいます。



このクラスになると選択肢としてRTX 3050 6GBぐらいしかなく、しかも実はM5チップよりGPU性能下回るそう。



まさかのタブレットCPUに負けるとは!?
この予算帯であれば、高性能なiPad Air(M3)やIpad(A16)などを購入し、手軽で安定した統合版の世界を楽しむのが最も賢明です。


結局2台持てば良いんじゃね?(コスパを考える)
予算があれば、iPadもゲーミングPCも両方持っていれば、実際に管理者も確かに「持ち運び・日常用」と「重量級・長時間作業用」で明確に分離できて理想的です。
しかし、マイクラの場合はIpadとゲーミングPCの両方を1人で持つメリットはまずないと思っていいです。



どっちかか片方にしたほうが良いね
まずiPadとゲーミングPCではできることの格差が大きすぎるという問題があります。



これはさっき説明した通りMODや性能で大きな差があるよね
原神などのクロスプレイ対応ゲームと違い、原神と同じようにマイクラでワールドデータを2つ以上のデバイスをワールドで共通化するには「レルムズ」という有料のマルチサーバーを別途契約していくが、これも1つ単位であり、ワールドが増えるごとに課金が必要になっていきます。


仮に契約しない方式でも、どれかのデバイスをホストとして動かさないといけないのでこの点効率が悪いです。
それにそもそもマイクラは有料ソフトでWindows用のゲーミングソフトに加えてIOSの両方購入が必要になってきます。
この点ほかの主流なスマホゲームは無限な課金システムとはいえ無料でプレイできるという気軽性があります。
このようにコスパを考えると、ブログでの検証といった特殊な用途がない限り、ライトユーザーが1人で両方持つメリットはないと言わざるを得ません。



もちろんだけど2人以上で明確にプレイする人が違う場合はメリットが大きいのでその場合はありだ。(例えば1人はヘビーでもう1人はライト)
自分の最もやりたいことを決めて、どちらか一方に集中投資することをおすすめします。
おすすめのPC・Ipad
【予算10万円程度】入門者向け
まずマイクラで初めて遊びたいという方はとりあえずIpadの無印を買ってしまえば間違いないです。
基本的な動作も十分であり、ストレージも最小の128GBぐらいあれば足ります。
価格も6万円+1300円なので7万円もあれば買えてしまいます。
【予算15万円程度】持ち運びとMODの両立したいなら


| 項目 | 内容 |
|---|---|
| PCのサイズ | 16インチ/2.3kg |
| CPU | AMD Ryzen™ 7 7435HS |
| GPU | Geforce RTX 4050 Laptop |
| RAM | DDR5 16GB |
| ストレージ | Nvne 500GB |
| 保証 | 3年 |
MODで遊んでいきたいけど…お金があんまりない方には予算15万円ぐらいで買える、マウスのゲーミングノートPCが良いでしょう。
15万円でありながら8コア16スレッドもあり、GPUはRTX 4050 Laptopがあり、とりあえず最低限のマイクラのMOD環境で遊べるぐらいの性能はあります。



ただスペック上は必要最小なので実況配信するとなれば足りないです



逆にお子さんとかの誕生日プレゼントに買ってあげるとかにちょうど良さそうですね
【予算約30万円程度】本格で始めていきたいが、初めてのゲーミングPCデビュー者には


| 項目 | 内容 |
|---|---|
| PCのサイズ | ミニタワー |
| CPU | Core i7 14700F |
| GPU | Geforce RTX 5070 |
| RAM | 16GB |
| ストレージ | M.2 SSD 1TB |
| 電源 | 750wBRONZE |
| 保証 | 3年 |
| その他 | セットで ロジックロールのキーボード、マウス、ヘッドセット Iiyamaモニター23.8インチモニター(165Hz)あり |
お金はある程度あるけど・・・どれを選べばいいか迷う!という方にはとりあえずはMouseのG-tuneのRTX 5070のスターターセットを買ってしまえば間違いはないです。
キーボードやマウス、モニターなど全部揃っているのでひとまずこれ1つで一通りPCは構築できます。
性能面については基本的に十分すぎるで、影MODやレイトレなどの環境でも問題なくプレイはできます。
ただし消費電力は最大でも350w前後、日常でも60w前後と少し高めなので延長コードに刺さず、直接コンセントに指しましょう。
【予算約40万円】現実的なスペックで本格的にマイクラプレイをしていくなら


| 項目 | 内容 |
|---|---|
| PCのサイズ | ミニタワー |
| CPU | AMD Ryzen 7 9800X3D |
| GPU | Geforce RTX 5070 Ti |
| RAM | 32GB |
| ストレージ | 1TB |
| 保証 | センドバック3年 |
マイクラで実況配信やクリエィティブで不満なく遊び尽くしたい場合はNEXT GEARのモデルがおすすめになります。
性能面で一言で言ってしまえばよほど重たい影MODじゃない限りはどんな場面でも快適にプレイはできると言ってもいいレベル。
ただ、前述のスターターセットと違いこちらは本体単品なので別途、マウスやキーボード、モニターが必要になります。



ただ、この商品はNEXT GEARシリーズなのでマイクラが最初から付属しています
まとめ
PCの価格高騰は避けられませんが、あなたのマイクラの楽しみ方が「ライト」なのか「コア」なのかによって、最適な投資先は変わります。
| 目的 | 最適な選択肢 |
| 手軽さ・持ち運び・低予算 | iPad (A16またはAir) |
| MOD導入・高画質・長時間プレイ | ゲーミングPC (予算15万円以上) |
賢くデバイスを選び、最高のマイクラライフを送りましょう!



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