マウスコンピューターの「DAIV」は、クリエイティブワークに特化した高性能PCシリーズとして人気を集めています。
しかし、その高いスペックはゲームにも十分活用できるのでしょうか?
例
こんど、うちのところで業務用として使うか検討しているけど
それでわかいもんがいるからゲームを遊べるようにしたい!
もちろん!可能じゃよ!
本記事では、DAIVがゲーム用途としても使えるのかどうかを詳しく解説します。
ゲーミングPC(主にG-tune)との違いや、快適なゲームプレイに必要なスペックなども紹介するので、DAIVの購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
当記事はデスクトップを想定した記事で投稿します。
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DAIVはクリエイター、IT高度業務向けのPC
DAIVは、クリエイティブワークやIT高度業務に特化した高性能PCシリーズです。
高性能CPUとグラフィックカードを搭載し、動画編集や3DCG制作、プログラミングなど、負荷の高い作業を快適にこなせるよう設計されています。
しかし、DAIVはあくまでもクリエイティブワークを主眼としたPCであり、ゲーミングPCではありません。
DAIVはゲームにも利用可能?
けどGPUついているからゲームは遊べるんだろ?
確かにDAIVの商品の多くは、高性能なCPUとコンシューマーグラフィックカードを搭載しているので、多くのPCはゲームを快適にプレイすることができます。
実際にDAIVの購入者のほとんどがGeforceモデルなので、そのモデルさえあればゲームとして使い回すと言ったこともゲーミングPCと変わらずにできるでしょう。
とはいえ、サイズ等やケースがUSBの配置的に想定したものではないことから基本的にはG-tuneかNEXT GEARがおすすめになります。
DAIVとG-tuneとの違い
DAIVとG-tuneをもっと具体的な違いを教えてほしいな!
GPUもCPUもメモリも構成的に高性能なので、G-tuneと見分けつきにくいですが
調べてみる限りではかなり違いがあり、ちゃんと使い分けを理解しておかないとあとでめっちゃ後悔することになります。
ここではG-tuneとの違いを比較しながらDAIVの特徴を解説していきます。
業務用のGPUが搭載している
DAIVとG-tuneの最大の違いは、搭載するGPUにあります。
G-tuneやNEXT GEARは、ゲームを想定したGeForceやRadeonのみを搭載しているのに対し、DAIVはNVIDIA RTXという業務用GPUを加えて搭載しています。
NVIDIA RTXは、Open GLやCLに最適化されたモデルで、主に以下の用途で威力を発揮します。
- 3DCG制作
- 機械学習
- シミュレーション
- VR/AR
さらに、最大48GBという大容量VRAMを搭載し、クロックを抑えつつ消費電力も低く抑えているのもポイントです。
しかし、業務用アプリケーションで使うGPUであるため、ゲーム用途には全く向いていません。
一番高級なRTX 6000 AdaでもRTX 4060よりも低フレームレートにあるんだとか(いかにもドライバーという重要性がわかるぜ)
100万円超える商品が当たり前
業務用GPU搭載の影響もあり、DAIVの価格はG-tuneよりもおそろしく高価です。
G-tuneでは70万円前後が上限だったのに対し、DAIVでは100万円を超えるモデルも当たり前となっています。
これはマウスが価格を盛っているのではなく、GPUメーカーが法人向けとして強気な価格設定でこんなに高すぎる金額になっているからです。
これは当たり前だけど、個人と法人向けの価格はぜんぜん違うということは知っておいてね(大体相場的に個人の3倍程度)
参考程度にハイエンドのGPUの単体価格はこんな感じです。
RTX 6000 Ada | RTX 4090 | Radeon Pro W7900 |
---|---|---|
¥1,300,000 | ¥300,000 | ¥900,000 |
個人用途でも30万もかかるのか…!(たけぇ)
これは噂であるが、業務用のGPUの原価は3割も満たないとか
さらにエントリーモデルとなるRTX 2000 AdaでもさえRTX 4070 superよりも高額なので、いかにも業務用は高いのがわかります。
CPUもサーバー向けが使用されている
一部のDAIVモデルには、コンシューマー向けだけではなくサーバー向けのXeonやRyzen Threadripper PROを搭載しているものもあります。
これらのCPUは、ワークステーションでの利用を想定しており、クロック数は低く、ゲーム用途では向いてません。
つまりはグループ利用を想定しているということだ。
一方、G-tuneは、ゲームを想定しているためコンシューマー向けのクロックが高く、そこそこなコア数を持つCPUが使われています。
しかし前述の通りサーバー向けのCPUが一切ありません。
代わりにRyzen 7 7800X3Dといったゲーム特化CPUがない
逆にG-tuneには、ゲーム特化CPUとしてRyzen 7 7800X3Dが搭載されていますが、DAIVには一切搭載されていません。
これはRyzen 7 7800X3Dは、ゲーム性能に優れていますが、ゲーム用途以外では性能を発揮しにくく、コストパフォーマンスが悪いため、DAIVでは搭載が採用してません。
クリエィティブとかに使いにくいということだから、ゲーム用ならG-tuneを選べということだな!
PCケースが1個しか無い
G-tuneには3種類のケースが用意されていますが、DAIVはフルタワーケースのみという点に違いがあります。
G-tuneは、遊びや個人を想定したモデルが多いのに対し、DAIVは事業利用を想定したモデルが多く、拡張性や機能性を重視しているため、フルタワーケースのみのラインナップとなっています。
DAIVのフルタワーケースは、G-tuneのフルタワーケースよりもさらに大きく、設置場所には十分なスペースが求められます。
個人的に最低でも8畳のワンルームは欲しいところね
デリバリー・サービス・パートナーがあるモデルもある
DAIVの一部のモデルには、OSがDSP版として選択できるという特徴があります。
DSP版とは、メーカーが独自に用意したOSで、通常よりも安価で購入することができます。
G-tuneでは、OSの選択幅は基本的にHome版しかありません。
ただし、殆どの方はこの違いの差がないのであまり気にしなくてもいいでしょう。
キャスターとハンドルが付いている
DAIVモデルには、キャスターとハンドルが付属しており、持ち運びが可能となっています。
これは、イベント利用などで持ち運びしたり、スタジオ等で移動が多くなるため想定した設計です。
G-tuneのモデルにはハンドル付きを除けばキャスターとハンドルは付属していません。
ただし、本体そのものが大変重いのでキャリーバック感覚で持ち運ぶのは難しく、あくまで内部移動として考えておいたほうが良さそうです。
内部ストレージを入れられる個数が多い
DAIVは、最大4つのストレージを搭載できるのもポイント。
一方、G-tuneのモデルは、多くても3つのストレージ、NEXT GEARは1個までしか搭載できません。
DAIV | G-tune | NEXT GEAR |
---|---|---|
4個 | 2~3個 | 1個 |
ストレージをたくさん増設したい方にとって、DAIVは大きなアドバンテージと言えるでしょう。
内部ストレージの量はクリエイターに限らず、ゲーマーでも結構注目しておきたいポイントで
最近のアプリケーションはマジでストレージをかなり食います。
そんなに大事なもんなのか!?
特に動画編集関係や生成AIとかの画像や動画とかはかなりストレージを喰うのでストレージの量だけじゃなく個数とかでも生産性に直結いてきます。
マイクラ自体はそこまで重くはないけどやっぱ他が重いよん…
DAIVおすすめする人
うむ…G-tuneとの違いは結構あるのはわかった!
だが、うちの業務用だとG-tuneで十分かもしれへんな…
逆にDAIVってどういう人なら進めるんだい?
うーん、相手が個人か法人によるけど…
今回は両方の立場を見て特にこういう人はG-tuneよりDAIVがおすすめかな?
動画編集クリエイターとして始める方
DAIVは、高性能なCPUとGPU、大容量ストレージを搭載しており、高画質な動画編集を快適に行うことができます。
動画編集ならGeforceでも良いじゃないかな?
個人的に動画編集がDAIVの方におすすめする理由は実はストレージに関係してます。
動画編集そのものは基本的にほとんどの方は格安なGeforceを採用していること、業務用GPUじゃないとできない場面がかなり少ないです。
だけど、ストレージはばかにならないほどデータを消費するためストレージは多ければ多いほどよいのが理由になります。
もちろん消したりとかすれば軽くできるけど、動画ファイルを再利用とかする場面もあったりすることもあるそうなので貯めとく模様。
特に、4K動画編集やVR動画編集などはストレージの消費が激しいのでDAIVは最適な手段になるでしょう。
CADをする方
DAIVは、高性能なCPUとGPU、大容量メモリを搭載しており、複雑なCAD図面をスムーズに扱えます。
また、高精細なディスプレイを接続することで、細部まで確認しながら作業することができます。
建築設計、機械設計、製品設計など、CADを日常的に使用する方にDAIVはおすすめです。
3Dゲーム制作する方
DAIVは、高性能なCPUとGPUを搭載しており、3Dゲームの制作を快適に行うことができます。
また、大容量ストレージにより、ゲームデータやテクスチャなどをたっぷり保存することができます。
特に、UnityやUnreal Engineなどのゲームエンジンを使用する方にDAIVは最適です。
AIイラストをガチでやる方
最後はAIイラストをする方も場合によってはDAIVのほうがいいかもしれません。
だいたいはG-tuneやNEXT GEARのPCでも十分で使えますが
前述の通り、DAIVの一部のモデルにはVRAM容量の多いNVIDIA RTXモデルが搭載しています。
AIイラストは高画質なほどVRAM容量が非常に重要なので、高画質でかつ生成を大量生産する場合はG-tuneよりDAIVが良いでしょう。
DAIVおすすめのPC
DAIVは業務とかに使うのはわかった!
ただ、聞いた感じだとやり方によって最適なスペックというのが変わる!そこでお主だったらどんなPCがおすすめか教えてほしいねん!
ゲームと違って、DAIVのPCは用途や作業人数、利用するアプリケーションの最適ドライバーによって適正PCが変わってくるからです。
マイクラのMOD開発や3Dビデオ開発するなら
項目 | 内容 |
---|---|
PCのサイズ | フルタワー |
CPU | Ryzen 7 9700X |
GPU | Geforce RTX 4070 Super |
RAM | 32GB |
ストレージ | 1TB |
保証 | 3年 |
MOD制作や3Dの動画編集を趣味程度であれば、こちらのPCがおすすめ!
ぶっちゃけ言えばほとんどの人は配信とか、MOD制作ではこのクラスのスペックで十分です。
GPUはRTX 4070 superでメモリも32GBも搭載しています。
一方でCPUはRyzen 7 7700Xを採用!ゲーム環境メインであれば基本的に殆どの場合は十分とも言えるでしょう。
動画編集をひたすらやりたい方
項目 | 内容 |
---|---|
PCのサイズ | フルタワー |
CPU | Core i7 14700KF |
GPU | Geforce RTX 4070 Ti super |
RAM | 32GB |
ストレージ | 2TB |
保証 | センドバック3年 |
動画編集の場合は殆どのケースでは業務用GPUまで使う場面がほぼなく、Geforceでも難なく利用できます。
しかし4K解像度やシネマ系をするならVRAMやメモリ容量はかなり重要で、個人的におすすめのGPUはRTX 4070 ti superがバランス的にちょうどいいので選別!
他にもCPU性能もかなり重要で、20コアも搭載しているCore i7 14700KFなら4K環境であっても十分に満たせるでしょう。
UE5といったゲーム制作
項目 | 内容 |
---|---|
PCのサイズ | フルタワー |
CPU | Core i9 14900KF |
GPU | Geforce RTX 4090 |
RAM | 64GB |
ストレージ | 2TB |
保証 | 3年 |
Unreal EngineやUnityで本気なゲーム開発するなら、RTX 4090を搭載したPCがおすすめです。
UE5を実際にダウンロードして触れた経験があるものの、これがかなり重くて、実際にスペックが高ければ高いほど良いという世界なので、RTX 4070 ti superじゃなくRTX 4090のPCを選びました。
だったら業務用で良いんじゃねぇか?
業務用のGPUまではほとんどの場合不要ですが、以下の場合に限りは業務用GPUがあるPCがおすすめになります。
- バーチャルプロダクションを利用する
- DCCツールを使う
- VRAMが25GB以上も使用する場面を多用する(大規模なゲーム開発)
これらの機能は現状のGeforceには対応しません。
【100万円】本格的なCAD用PCなら
項目 | 内容 |
---|---|
PCのサイズ | フルタワー |
CPU | Xeon W3-2423 |
GPU | NVIDIA RTX 4500ada |
RAM | 64GB |
ストレージ | 1TB |
保証 | 3年 |
CADに使うなら業務用となるRTX 4500 Adaモデルがバランス的におすすめになります。
RTX 4500 Adaは192bitですが、VRAMが24GBも搭載しているため大量のデータ処理に強いです。
それやったら価格が安いVRAMが24GBも搭載しているならRTX 4090でも良いんじゃないか?
CADの場合はシステムの最適や消費電力による節電上、GeforceよりNVIDIA RTXのほうが向いてます。
他にもGeforceでは使えない機能がCADでもろに影響があるためです。
実際の性能は全世代のRTX A6000ぐらいとほぼ同等並み(RTX 4070 Tiと同じ設計なため)なので基本的によほど複雑なCADを作らなければこのスペックでも十分と言えるでしょう。
VRAMなどの理由で足りない場合は次のAIイラストや一番高いPCにあるRTX 6000 Adaからどうぞ!
【100万円】AIイラストを本格的に実施したい!
項目 | 内容 |
---|---|
PCのサイズ | フルタワー |
CPU | Core i7 14700KF |
GPU | NVIDIA RTX 6000 Ada |
RAM | 32GB |
ストレージ | 2TB |
保証 | 3年 |
AIイラストのためにRTX 4090を買ってみたけど…それでも足りない方向けに良いPCがある!
ただ、はじめに忠告しよう。
RTX 4090までにとどめたほうがいいで!
どうしてもRTX 4090でも足りんよという人向けかな…
RTX 4090はVRAMは24GB搭載していますが、このRTX 6000 AdaはVRAMが48GBも搭載しています。
実際に最強RTX 4090でも高画質なAIイラスト生成するとなればVRAM容量が足りなくなります。
使ってみる感じだと…せいぜい1920×1080ぐらいが限界。
自分は48GBの世界は試したことはないけど、多分高画質でも見える世界を楽しめると思ってます。
ただ、めちゃくちゃ価格が高く
その気になる価格は…自分の目で見てほしいけど、あえていうと間違いなく7桁は超えます。
AIイラストを一生尽くして行く方にはこのPCを買ってみてはいかがでしょうか?
一番高いモノ
項目 | 内容 |
---|---|
PCのサイズ | フルタワー |
CPU | Xeon W5 2455x |
GPU | NVIDIA RTX 6000 ada x2 |
RAM | 128GB |
ストレージ | 2TB |
保証 | 3年 |
最後はいるかどうかだな?
一番高いPCをください!といったら、自分だったらこのPCを選びます。
高いと言っても「値段」なのか「スペック」なのかで分かれますが、今回は最高スペックの方へ選ばせてもらいました。
このモデルはGPUがなんとNVIDIA RTX 6000 adaが2枚搭載しているのが最大の特徴。
2枚差しがあると写せる画面が多くなり、普通のPCとして8画面も映し出すことができます
VRAMも96GBという恐ろしや…!
まとめ
今回はマウスコンピューターが提供するDAIVについて詳しく解説してきました。
DAIVはゲーミングPCとかなり似たようなブランドですが、本質的なところがぜんぜん違うため用途に応じてブランドを分けておきましょう。
- ストレージが最大4個搭載できて大容量!
- 殆どの場合ゲームとして利用できる
- フルタワーケースしか無いため場所を選ぶ
- デザインとUSBの配置的にゲーム用として向かない
などです。
PCを買う際、ゲームでメインに使うか、クリエィティブをメインに使うかでブランドを分かれます。
ゲーム用途ではG-tune、CADやAIイラストなどの生産活動ならDAIVを使いましょう!
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